熊本地震と中央構造線 [地形・地質]
熊本地震の被災者の方々には心からお見舞い申し上げます。
従来、中央構造線の図には九州地方は点線であったり、あまりはっきり描かれていなかったものもあった。繋がっていないのか、あるいは堆積岩や火山灰に厚く覆われていることもあって分かりにくかったのか。朝日新聞の解説記事では、別府-万年山断層帯がそうであるが、今回特に活発に活動した布田川断層帯、日奈久断層帯は別のように見える。
九州だけを見ても南には沖縄トラフや琉球海溝があり、東には南海トラフがあるなど、地震を起こす構造は複雑である。我々の住む日本には活断層が2000あるとのことだし、プレートの沈み込みは続いている。今日、どこで地震が起こっても不思議はないのに予知はできない(阪神・淡路大震災以降「地震予知推進本部」の看板は「地震調査研究推進本部」に替わった)。備えを怠らないことだが、建物の耐震化とか延焼しにくい町づくりなどであろうか。「減災」に努めるしかない。
Wikipediaより。赤色が中央構造線、青色で挟まれた大きなベルトがフォッサマグナ
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