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江戸の上水 [川・川跡]

千川上水の「追っかけ」をしてきたが、お終いにした。残るは下谷方面だが、湯島聖堂辺りから本郷通東方向を見ると、きれいな下り坂である。これなら給水は楽勝だろう。


千川上水は玉川上水の分水の一つである。上水が人々の暮らしとどう関わっていたのかを見ると容易な話ではない。上水の水を汲み上げる井戸にしても定期的に浚わなければならないし、木樋の寿命などを考えても水道の維持・管理は大変である。さらに、権利なども絡み水銭徴収もややこしい。玉川上水の取水量増加により、本家の多摩川の水が激減して、そちらとの調整も必要になったともいう。

井戸_堀越c1.jpg
江戸六上水の給水図、堀越正雄「日本の上水」の図に着色
ここで、江戸の上水の全体像を俯瞰するのに、先達の著書の目次を引用させて頂くのが早道だろう。
堀越正雄「日本O上水(増補改訂)」新人物往来社 1995.6.5 第三章江戸の水 目次です。
一 神田上水の布設
二 玉川上水開設
三 明暦大火後の江戸の拡張と四上水開設
四 青山・亀有・三田・千川四上水の廃止
五 上水の構造と給水方法
六 玉川上水の分水と新田開発
七 上水管理の沿革
八 上水料金の制度
九 明治維新後の上水管理と廃止事情
その他の参考にした書籍:
上野の杜事典編集会議編集「上野のお山を読む 上野の杜事典」谷根千工房 1995.9.10
古泉 弘「江戸を掘る-近世都市考古学への招待」柏書房 1983.9.10
堀越正雄「井戸と水道の話」論創社 1981.2.10
小坂克信「武蔵野台地南部の水利用の歴史」とうきゅう環境浄化財団 2006.2.13



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