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エンガ堀 [スリバチ]

enga_trace.jpg 

Google Earth使用。青が石神井川、赤が歩いたトレース。

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わが家の近くに江古田斎場がある。多くの斎場がそうであるように谷筋にある。その谷を歩いてみると「水路敷」の文字が現れ、明らかな暗渠となる(変な言い方だが)。調べてみると、石神井川の支流であるエンガ堀の一部であることが分かった。エンガ川という呼び名も見かけるが「堀」の方が多いのは、石神井川に合流する手前400m強の部分が堀であった時期があったためのようだ。台地からの湧水を集める典型的な「鹿の角」状をしている。GPSを持って歩いてみた(赤表示)。これだけカバーするのに何日かかかった。ほぼ全貌が分かりすっきりした。

 

 ←青地に「水路敷」の文字が見える。

 

 

 

 

 

CIMG8613s.jpg 

車止めのある典型的な暗渠。板橋、豊島、練馬の3区境付近。

桐が丘養護学校脇.jpg 

 「堀」跡をうかがわせる桐が丘特別支援学校脇の緑道。ここからまっすぐ北へ、石神井川に向かう。

積田牧場.jpg

 合流地点手前。「積田牧場大谷口搾乳場」の表札を掲げる門柱が。 

 耕整橋.jpg

エンガ堀の終点は石神井川の耕整橋。 

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明治43年陸地測量部「下練馬」一万分の一から切取り。田んぼを緑に塗ってみた。エンガ堀も石神井川も周辺は細長い田んぼだった。 

 


3級スリバチ [スリバチ]

坂道を下ってゆくと登りになるところがある。谷である。東京スリバチ学会では3級スリバチという。その谷を下ると大抵今も水が流れている川にぶつかる。 上流にゆくと谷戸、そして谷頭にたどり着く。 三方が囲まれるので2級スリバチになる。

こうした台地の凸凹の出来具合を見ながら歩くと楽しみが倍加する。

牛込柳町.jpg

牛込柳町 ↑

左豊島・右板橋・先練馬.jpg 日大芸術学部前の通りを東から。左が豊島区、右が板橋区、凹みはエンガ堀の一部、その先は練馬区。 



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