エンガ堀 [スリバチ]
Google Earth使用。青が石神井川、赤が歩いたトレース。
わが家の近くに江古田斎場がある。多くの斎場がそうであるように谷筋にある。その谷を歩いてみると「水路敷」の文字が現れ、明らかな暗渠となる(変な言い方だが)。調べてみると、石神井川の支流であるエンガ堀の一部であることが分かった。エンガ川という呼び名も見かけるが「堀」の方が多いのは、石神井川に合流する手前400m強の部分が堀であった時期があったためのようだ。台地からの湧水を集める典型的な「鹿の角」状をしている。GPSを持って歩いてみた(赤表示)。これだけカバーするのに何日かかかった。ほぼ全貌が分かりすっきりした。
←青地に「水路敷」の文字が見える。
車止めのある典型的な暗渠。板橋、豊島、練馬の3区境付近。
「堀」跡をうかがわせる桐が丘特別支援学校脇の緑道。ここからまっすぐ北へ、石神井川に向かう。
合流地点手前。「積田牧場大谷口搾乳場」の表札を掲げる門柱が。
エンガ堀の終点は石神井川の耕整橋。
明治43年陸地測量部「下練馬」一万分の一から切取り。田んぼを緑に塗ってみた。エンガ堀も石神井川も周辺は細長い田んぼだった。